「筋トレをしているが、ポッコリおなかのせいでかっこいい見た目にならない・・・」
「年をとるにつれて、おなかが段々出てきた・・・」
おなかの周りについているぜい肉に困っている人は多いでしょう。
ひと昔前にメタボという言葉が流行ったように、ぽっこりおなかに悩む人は多いと思います。
特に痩せ型体系の方で、おなか周りに脂肪がついている方は、太っている方と比べより見栄えが悪くなってしまいます。
ひ弱そう+だらしない体型のコンボで、第一印象は悪くなってしまいがちでしょう。
かくいう僕も、昔は身長173センチ、体重58㎏とガリガリだったのですが、ウエストだけ80センチ近くあり、何とも情けない体型だった時期があります。
ちなみに日本人でメタボとされる一つの基準は、腹囲が男性で85センチ以上、女性では90センチ以上となっています。
脂肪燃焼のために、有酸素運動やエクササイズに取り組む人も多いかと思います。
もちろんしないよりかする方が全然効果はありますが、意外にも消費できるカロリーはあまり高くなく、労力の割に効果が見えづらいです。
シュッとしたおなかを手に入れるには、それなりに時間がかかります。
ではどうすれば効率よく、おなか周りの脂肪を落とせるのでしょうか?
おなか周りについた脂肪は、腹横筋の衰えが原因です

おなかの周りについている脂肪は、いわゆる内臓脂肪と皮下脂肪というやつです。
皮下脂肪とは言葉の通り、身体の皮膚のすぐ内側についている脂肪です。
そして内臓脂肪とは皮下脂肪のもっと内側、臓器の周りについている脂肪のことを指します。
臓器が位置しているのは身体の中央部、主におなか周りです。
ゆえにこの臓器の周りに内臓脂肪がつくことで、お腹がぽっこりと突き出してくるのです。
ではこの内臓脂肪がついてしまう理由とは何なのか?
その理由の一つに、腹横筋の衰えがあります。
腹横筋とは、インナーマッスルという体内の目に見えない位置にある筋肉で、身体を安定させる役割を担っています。
ではこの腹横筋の衰えによって、おなか周りに脂肪が増えるロジックを説明すると、
腹横筋が衰える
↓
内臓を支えている腹膜が伸びる
↓
内臓が下にずれていく
↓
血行が悪くなる
↓
基礎代謝が低下する
↓
身体の消費エネルギー量が減少し、脂肪が付きやすくなる
といった流れです。
腹横筋の衰えが結果的に血行不良を引き起こすので、脂肪が付くだけでなく、身体のコリや冷え性など様々な不調につながります。
腹横筋を鍛えるにはどうすればいい?
一番おすすめなのが、ドローインというトレーニングです。
インナーマッスルを鍛えるにはプランクという、うつ伏せの状態で肘とつま先で身体を支えるトレーニングを思い浮かべる方も多いかと思います。
ただこのトレーニング、めちゃくちゃきつくないですか?
確かに効果はあるのですが、普段運動をしていない方がいきなりこのトレーニングを生活に取り入れようとすると、きつすぎて続かないと思うんです。
というわけで代わりにご紹介するのがドローインというトレーニング。
簡単に言うと、思いっきりおなかをへこませるだけです。
いつでもどこでも実施できますし、そこまで辛くもありません。
へそを背中につけるくらいの勢いで、全力でおなかをへこませてみて下さい。
そうすると、じわじわと痛みを感じる部位があると思います。
それが腹横筋です。
このトレーニングを10秒×3セット、毎日やってみて下さい。
はじめは若干の筋肉痛があるかもしれませんが、慣れてきたら20秒、30秒と段々と時間を伸ばしてみて下さい。
ちなみにこの内臓脂肪を落とすために腹筋運動をする方が多いと思いますが、これはあまり効果がありません。
なぜなら腹筋運動で鍛えられるのはいわゆるシックスパックと呼ばれる腹直筋なのですが、この腹直筋の主な役割は、身体を前傾させることなので、ここを鍛えたからと言って、決しておなかがへこむということにはならないのです。
お腹をへこますには、ドローインで腹横筋を鍛えましょう!
筋トレをして基礎代謝を上げて、身体の脂肪を燃焼させよう

先ほどご紹介したドローインだけでなく、全身の筋トレをすることにも脂肪燃焼の効果があります。
なぜかというと、筋肉をつけることで基礎代謝量が上がり、身体の消費エネルギーが増えるので、脂肪が燃焼されやすい身体になるということです。
なのでドローインに加えて、全身の筋トレをすることで、身体から余計な脂肪が減っていくことになります。
基礎代謝を上げるのに特におすすめなのが下半身のトレーニングです。
なぜかというと、下半身には全身の中で最も大きい筋肉が集まっているので、それだけ基礎代謝を上げる効果も大きいからです。
ドローインだけでは物足りなくなってきた方は、ぜひ全身の筋トレを取り入れてみて下さい。
下半身の鍛え方については、【筋トレ初心者向け】腹筋の筋トレ方法をご紹介!や【筋トレ初心者向け】お尻の筋トレ方法をご紹介!の記事も参考にしてみて下さい。
さいごに おなかをへこませるだけで、一気にかっこいいボディが手に入ります!

おなかは全身の中でも目につきやすく、またそのサイズも大きいため、ここに変化があると見た目の印象が大きく変わります。
筋トレをしている人であれば、せっかく大胸筋のトレーニングをしていても、胸よりもおなかが出っ張っていたらサマになりません。
またトレーニングをしていないからでも、おなかが大きく張り出しているだけで、だらしない印象をあ与えてしまいます。
この記事で紹介したドローイン、めちゃくちゃ簡単で誰にでもすぐに実行でき、またそこまで負荷が高くないので、非常に続けやすいと思います。
ぽっこりおなかに悩んでいる方は、まずこのドローインから、ぜひ日々の生活に取り入れてみて下さい。